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創造的な生活とは
日々の気づき生活することとは、様々な“技術”の横断と編集の絶え間ない研磨で あり、生活に直面する問題は、常に日々の「気づき」とそれに伴う “実験/実践の継続”によって解決されてきました。有用な“技術”の発明を促す“気づき”のために何が必要か?その源は「アート」にあると考えます。
アート(=art)とは、元来、“術”、または “技術”という意味を表す言葉でした。(artの語源は、ラテン語でアルス=ars、ギリシャ語でテクネー=techne)「生活を営むこと=技術の集積」と考えれば生活の諸形式はアートの源であり、アートの根源的要素を含有していると言えます。フルクサス(1960年代に発生した芸術運動)が、芸術と生活のボーダーを超え、「日常を芸術化し、芸術を日常化」を標榜したことは、何ら特殊な事例ではなく、自明なことへの回帰でもあったのです。
アンフラマンスは、日常に潜む諸感覚への喚起を生む出来事を創造していくために、人体において外界に最も近接した器官である肌と環境の間において様々な提案を展開して行きたいと考えています。